先週の日経平均株価は大幅安。4月30日は500円を超える下げ幅となったほか、全体にも冴えない展開だった。とはいえ、指標は依然として右肩上がりの上昇トレンドを継続しており、今回の下落もまだ押し目の範囲内だ。また、マザーズ指数も4月にはリバウンドしていたものの、今週は一気に売り込まれる展開となった。新興市場は相変わらず大型株に比較すると弱い値動きであるが、ようやく上昇トレンドを回復しつつある途上なので、押し目となって切り返すのか、腰折れとなるか注視したい。

 先週は保有銘柄の中で、4月に入ってから高値を維持できず下落を続ける3242アーバネットコーポレーションを薄利で利益確定し、最も安定して好調なパフォーマンスを見せている3686DLEを買い増しした。アーバネットコーポレーションは特に悪くない銘柄ではあると思うが、全体に不動産セクターそのものがあまり強くなく、新興不動産株にまで資金流入が見られない展開であった。アベノミクス相場の最初期に不動産セクターは高値を駆け抜けたが、日経平均株価が2万円台まで上昇する局面でも、不動産セクターに相場を牽引する力は見られなかったことから、ひとまず薄利ながら利益確定をすることにした。利益確定後の資金で、単純にポートフォリオ内で最もパフォーマンスが良く、また高値を維持している3686DLEを買い増しした。

 DLEはシュールでゆるい自社キャラクターを用いたキャラクターマーケティング企業であるが、正直、数十億円規模で売上を出せる企業であるとは僕はいまだに信じられない。とはいえ、実際に業績は絶好調で、売上高成長率、営業利益成長率ともに上場企業の中でもトップクラスを誇っているのは事実だ。直近の受注状況も悪くなく、紳士服のAOKIのフレッシャーズスーツのマーケティングや、選挙の投票に対する啓発キャンペーンを総務省から受注するなど、大手企業や官公庁からの引き合いも多い。DLEがソーシャル・コミュニケーションと呼ぶキャラクターマーケティングを対象としたこの事業領域は、同社が手掛けるもう一つの事業領域であるIPクリエイションと比較すると、前年度の売上規模は同程度ながら、営業利益に占める割合は8割近くに達する。会社四季報でもこの事業領域の成長については取り上げられているが、このソーシャル・コミュニケーション事業が成長すればするほど、売上高の成長に伴って営業利益率も向上する。直近の決算においても、ソーシャルコミュニケーション事業の成長は加速していることが確認できることも高評価だ。第4四半期に公開予定の映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」についても、低予算ながら爆発的なヒットの可能性も秘めており、モメンタム株の投資家としては期待が持てる。

 今回はアーバネットコーポレーションをそぎ落とすことにしたが、今後もある程度の分散はしながらも、パフォーマンスの優れない銘柄は徐々に排除しながら、スリムなポートフォリオを構築していきたい。


取引:3242アーバネットコーポレーションを利益確定、3686ディー・エル・イー(DLE)を買い増し
保有銘柄:3686ディー・エル・イー(DLE)、6058ベクトル、6432竹内製作所、7435ナ・デックス、7614オーエムツーネットワーク
保有資産評価:21,205,824円(先週比-47,888円)